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Yuya.I

2018年入社 カスタマーサクセス

Q.01入社理由

私は新卒で金融業界の会社に営業職で就職しました。お金の知識を身につけたり、実際にお金を動かす経験を積むことで、スキルアップにつながると考えたからです。また『将来さまざまな選択肢を持てるようになること』を就活軸にしていたため、金融業界での営業スキルを獲得することが、その実現につながると考えていました。

しかし、労働環境や会社の方針に疑問を感じ、入社後3カ月で退職しました。早期退職を決心するのは難しいことでしたが、後日、その会社に問題があったことを知ったので、判断は間違っていなかったと思います。ただ、転職活動では、短期間で仕事を辞めた経歴がネガティブに捉えられ、苦労することもありました。

就職活動時と同様に、転職の際も将来の選択肢を広げることを意識しており、営業職のほかにエンジニア職なども検討していました。未経験ではありましたが、需要が高く、実力次第では仕事を選べるようになると思ったからです。

その中でSALES ROBOTICSに興味を持ったのは、営業支援とAIを組み合わせたソリューション提案を行っている企業が珍しく、面白そうだと感じたからです。当時からAIに興味があったこともあり、将来の選択肢を広げるためには、最新の技術に触れられる環境が重要だと考えました。また、現在の社長が面接を担当してくださったのですが、IT関連の知識が全くない私に対して、前向きな言葉をかけてくださいました。

面白そうなことにチャレンジできること、若手を受け入れてくれる姿勢、この2つが入社を決めた理由です。

Q.02仕事内容について

入社して最初の6ヶ月間は、営業に配属されていました。当時は研修も整備されていなかったので、OJTを通して仕事を覚えていきました。前職はBtoC営業だったので、BtoB営業はわからないことも多かったですが、その分新鮮でいろいろなことを学べました。また、並行して架電業務も行っていました。データベースからリストを作成して架電するのですが、1日に50件ほど電話をかけることもありました。今は組織体制が変更されて、専門チームが架電業務を担当してくれています。アポイントを獲得するには、クライアントの課題を的確にヒアリングして、営業手法の改善提案を行う必要があるので、簡単なことではありません。そんな中、この専門チームはしっかりとアポイントにつなげられているので、本当にすごいと思います。

その後、運用チームが人手不足になったので、営業チームから運用チームに異動しました。現在もこの運用チームで仕事をしています。プロジェクトリーダーとしてさまざまなクライアントを担当し、4年目くらいからプロジェクトマネージャーに昇格しました。当時、予算規模が月1,000万円を超えるような大手クライアントを担当していたのですが、その実績が認められての昇格だったので、すごく嬉しかったです。現在は自分で10件ほど案件を担当しながら、後輩のサポートをしています。

 


Q.03印象に残っているプロジェクト

特に印象に残っているのは、世界の時価総額ランキングでトップテンに入る企業のプロジェクトです。社会人2年目のタイミングで担当したのですが、若手にはなかなか任せてもらえない大きな仕事でした。もちろん不安もありましたが、挑戦できる期待感の方が大きかったです。

そしてこのプロジェクトで、クライアントからご指摘をいただいたことをきっかけに、大きく成長することができました。あるとき、納品物のデータにずれがありご迷惑をおかけしてしまったことがあります。その際ミスをしないように気を付けるだけではなく、ミスを防ぐ仕組みを構築することが大切だと教わりました。その考え方が心に響くと同時に、世界的な企業で働いている人たちが、失敗に対してどのように向き合っているのかも知ることができました。この時の反省と学びが、業務に取り組む姿勢に大きく影響しています。

また、言葉の使い方にも敏感になりました。言葉の正しい意味や使い方に気をつけるようになり、後輩にも正確な言葉の選び方を指導しています。具体的な行動や仕組みに落とし込む意識が、自身の成長と業務の質の向上につながっていると知っているからです。

Q.04仕事をするうえで大切にしていること

私が仕事をするうえで大切にしていることは2つあります。
1つ目は自分を客観視することです。業務の性質上、弊社の仕事はコミュニケーションやチームワークがすごく大切です。クライアントやメンバーと連携しながら仕事を進めていく際に、情報に齟齬があるとミスの原因になります。そのため自分が忙しいときほど、情報が正確であるか、抜け漏れがないか、客観的にチェックするようにしています。

2つ目は配慮を忘れないことです。一つの仕事を完了させるために、仲間の力を借りる必要があります。その際、相手の状況に配慮していなかったり、自分の都合だけを押し付けてしまうと、相手に失礼ですし、仕事もうまくいきません。なので、メンバーが配慮に欠けた行動をとった時は、指摘することもあります。面倒くさいと思われるかもしれませんが、大切な事なのでメンバーには配慮の大切さを伝えていきたいです。

Q.05生成AIについて

現在は担当業務のほかに、生成AI活用のプロジェクトも担当しています。もともと新しいツールやシステムに興味があり、生成AI関連ツールを積極的に利用していました。実際にツールを利用することで仕事の効率や質も向上していたので、そういった部分を評価していただき、プロジェクトに参加することになりました。

私の役割は、要件定義の際に現場目線を反映させることです。要件定義とは、簡単に説明するとプロジェクト開始前に必要な機能などをまとめる業務です。たとえシステムの性能が高くても、運用するときに使いにくいと本末転倒なので、実際にAIを使う側、つまり現場側の視点を正確に伝えることを意識しています。

いま取り組んでいるのはペーパーワークの改善です。業務の特性上、議事録や報告書の作成などがたくさんあります。これらの業務は大切なのですが、クライアントの課題を解決するための、本質的な業務ではありません。ペーパーワークを自動化することによって、クライアントの課題解決に直結する仕事に集中できるようになります。このような環境を整えることで、プラスアルファの価値を提供できるようにしていきたいです。

また将来的には、生成AIを使いプラスアルファの価値そのものを作り出すことが可能だと考えています。例えばトークスクリプトの自動生成や、営業トークの質を高める評価システムの策定などです。現状、このような業務を実施するにはどうしても個人のバイアスがかかってしまいます。ただ、生成AIを利用して客観的にデータを集めることができれば、バイアスがかかるのを防ぐことも可能です。このように、生成AIを活用することで、仕事の可能性が広がるので、積極的に取り組んでいきたいです。

Q.06今後の目標

直近の目標は、生成AI関連のツールを社内に普及させることです。うまく利用できれば必ず生産性は向上するので、多くの社員に生成AI関連のツールに触ってもらいたいと思っています。そのために、まずは自分がツールの使い方をマスターして、使い方を教えられるようになりたいです。

長期的には、自分でAIツールを作れるようになってみたいです。改善案と一緒にAIツールまで提案できる営業は会社への貢献度が高いと思うので、そういったことにもチャレンジしていきたいです。



インタビュー日:2024年6月

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