生成AIサミット出場

気になる結果は?
株式会社Workstyle Evolution主催の生成AIサミット(https://generativeai-summit-5.peatix.com/)にセルロボのAI Innovation室が出場しグランプリを獲得いたしました!
本戦出場の選考を経て選ばれた3チームが発表を行い、リアルタイムの視聴者投票により最優秀アイデアを決めるセッションです。
【登壇者・テーマ】
①田港勝利:「〇〇専用のAI先輩」で口伝OJTを効率化!?
②楠本剛史:小難しいガイドラインをマンガで解説
③Team SR AI:まるで専門家!思考再現AIプロンプト術

セルロボAIチームの発表・プロンプト作成のコツ
弊社からは AI Innnovation室の飯田が登壇し、専門家の思考を補うプロンプト作成法についてプレゼンをしました。
プロンプトの作成時は基本的に「あなたは〇〇です。」とまず専門的な役割を与えます。
ただ、その与えた役割の解像度が低く、良い出力ができていないことが多くあります。
例:あなたは一流の人事担当者です。この一次面接への案内メールについてレビューしてください。というプロンプトを作成したとします。
この状態では一流の人事担当者がどのようなスタンスで、ど判断のような基準でメールをレビューするのか、という思考が全く含まれていません。
この部分が言語化できないと、教科書のような表面的な出力になってしまいます。
この能力については経験と知識の問題なので、テクニックのみでは克服できません。
そこで行なったのがディープリサーチを使って、与えたい役割の一流の専門家はどのような思考をしているのかを調査させるというもの。
その調査結果を生成AIに与え、一流の思考を落とし込んだプロンプトを作らせるというアプローチ方法です。
上記の内容を実際の生成AIの画面を見せながら、通常のプロンプトと専門家の思考を落とし込んだプロンプトでの出力の差を分かりやすくプレゼンし、見事グランプリを獲得することができました。
グランプリ受賞の要因として、実際に生成AIを活用する中で誰もが一度は感じたことのあるであろう出力への不満に対してすぐできるアプローチであることが挙げられると考えます。
最近の生成AIは賢いので、適当なプロンプトでもそれなりのものが出力されます。
ただそこで物足りなさを感じ、原因を追求したところプロンプト内の役割の解像度を高めることが必要だと考えてこのアプローチに至りました。
この不満を言語化できなくても感じている人は多く、共感いただけたのだと考えます。
このグランプリを糧に、社内でもさらに生成AIへの取り組みを推進していきます。
