1. HOME
  2. 給与制度について
  3. 固定残業代について

固定残業代について

Fixed Overtime

SALES ROBOTICSで多くの社員に適用されている「フレックスタイム制度」では、「30時間分の固定残業代」を毎月支給しています。この制度を「見込み時間外手当支給制度」と呼びます。この制度とよく似た制度に「みなし時間外手当」があります。

呼び名は大変よく似ているのですが、その制度の内容は大きく異なります。

正しく理解して就職先や転職先を決めることが大切です。



「見込み」と「みなし」それぞれの制度の違い

「見込み」   「みなし」
支給される 毎月一定時間分に対する時間外労働手当があらかじめ固定的に支給されるか 支給される
支給される 上記『一定の時間』を越したときに、追加の時間外労働手当が支給されるか 支給されない



『みなし』について

  • 業務の遂行方法が大幅に労働者の裁量に委ねられる一定の業務に携わる労働者について、労働時間の計算を実労働時間ではなく『みなし時間』によって行うことを認める裁量労働制に基づいた時間の概念です。
  • 「業務の遂行方法が大幅に労働者の裁量に委ねられる」が条件なので、当社の場合には、経験や実績が豊富な少人数の裁量労働制の人にはこの制度を適用しています。
  • 当社でこの制度が適用されているのは2名だけです。(2022年8月末)
  • フレックスタイム制の適用対象者は「業務の遂行方法が大幅に労働者の裁量に委ねられる」とは言えませんので『みなし』ではなく『見込み』を適用しています。


『見込み」について

  • 『見込み』は、基本給に加え一定の時間外労働相当分(当社では過去の傾向に基づき月30時間)に対する割増賃金(残業代)を支払っておくという制度です。
  • 当社で働く大半の社員に適用されている『フレックスタイム制度』はこの『見込み』が適用されます。
  • 『見込み』適用の場合のメリットは以下です。
    • 早く仕事を終わらせても30時間分は残業代がもらえる
    • 30時間を超した場合には別途残業代が支給される
    • 30時間までは残業代が一緒なので「残業代が欲しいから」とダラダラ仕事するような人が発生しにくい
    • 残業が30時間以下の社員の残業代は毎月同じ額でいい為、給与計算担当者の業務が少し楽になる。




『みなし』を悪用する企業の例


『みなし』なら追加で残業代を払わなくてもいい為、以下のように悪用する企業の例が時折報道されています。

  • 高額な給与の募集が出ているが『みなし』時間制度を悪用しており、実際には深夜や休日を含む、長時間労働が蔓延している企業
  • 経験や実績の少ない若い社員を立派な名称の役職に就け、実際には裁量権がほとんどないにもかかわらず『みなし』時間制度を適用し、重たい責任と長時間労働を強いる企業


研究職や開発職、クリエイティブな職種などで、高い専門性や豊富な経験、実績を持っている人であれば、『みなし』制度がフィットするケースも多数あります。

ご自分の経験や、実際の仕事に対する裁量権などと照らし合わせ、納得のある会社を選びましょう。