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K.H

25卒インターンシップ獨協大学 法学部


~はじめに~

私は陸上競技部に所属しており、様々な種目で記録を塗り替えることを目標に日々練習に励んでいます。近年のナイキ厚底シューズの登場により、当時は大きな影響を与えました。また、大学ではアルバイトの収入から1秒でも早く走るためにも自分の走り方にマッチしたシューズを購入しながら試行錯誤を進めてきました。そんな陸上長距離界の時代の変遷とともに私の強みを紹介します。

01 向上心がある

001 脚筋力!

まず1番の強みである脚筋力をご紹介します。私は厚底シューズを履きならすにあたり、坂道ダッシュや変化走などのトレーニングを通して筋力アップに繋げました。そもそも厚底シューズはトップランナーを1秒でも速く走ること、ランニングエコノミーを向上させることをコンセプトに開発された商品です。厚底シューズを最初に聞いた第一印象として一般の方々でも楽に速く走れるようになるといったイメージを持たれる方もいるかと思います。ですが、日頃からトレーニングを積んだ人が履くことでより速く走れることになるのであって厚底シューズ特有の反発感に耐えられる身体に仕上げることは必要不可欠です。私の地元の地形を生かした坂道走と苦手としてきた変化走の練習で培ってきた客筋力が武器であると感じています。

増田さんインタビュー①.jpg

002 使いこなす!


2番目の強みである使いこなすについて紹介します。まずは練習の中で厚底シューズを取り入れる機会を増やしました。従来の薄底シューズとは異なり、癖があるため履きならすまでに時間を要するためです。練習中でシューズにあったフォームを分析し、とくにインターバルと呼ばれる短い距離を繰り替えして走るメニューがありますが、本数ごとにフォームを変えることでシューズの性能に適した走法を早く取得できたと感じています。その結果、厚底シューズを練習に取り入れた当初よりも1~2秒設定タイムを上げることに成功し、より質の高い練習ができるようになりました。

02 スマートに動ける

001 無駄のないフォーム


2番の強みである無駄のないフォームについて紹介します。厚底シューズが発売された当初は寧ろフォームが相当汚かったため使いこなせるか自信がありませんでした。そもそも厚底シューズ最大の特徴は少ない力で反発を貰えて前に進むことが走る上でのコツとなってきます。厚底シューズが普及する前は地面から力強い反発を得る走り方が主流でしたが、その走り方ではより臀部に衝撃を与えることとなり、エネルギーロスや故障の原因にも繋がります。レースの後半に向けて余力を残すことが重要なポイントになってくると考えます。開発された当初のフォームは無駄が多かったことを受け、厚底シューズに適したフォームに改良したところ厚底に限らず従来のフォームでも少ないエネルギーに走れるようになったと効果を実感しており、武器までにはいかないにしろ、従来よりも随分効率のいいフォームに変わったと思っています。

002 シューズの性能を生かした走り方


次はシューズの性能を生かした走り方について紹介します。厚底シューズにはスイートスポットと呼ばれる最も強い反発を得られる場所が存在します。私は反発が強すぎるシューズは好まない派なので、満遍なく反発がもらえるシューズを選んでいます。厚底の中でもフォアフット走法(つま先だけで接地する)部分に爆発的な反発素材を搭載したものと、ミッドフット(足裏全体で接地する)人向けのバランス型タイプに分けられます。それぞれ良さがあり、前者は爆発的な推進力を得られる反面、万が一失速したときに力が上に逃げてしまう可能性があります。これに対して後者は安定感があり、バランスが取れていると感じています。このように2つのタイプのシューズが展開されている中で自分に合っている方を見極められる能力と、それに適したフォームで走れるといった二面性を兼ね備えていることが私の強みであると感じています。

03 好奇心旺盛

001 最適なシューズの発見


3番目の強みは最適なシューズの発見について紹介します。厚底シューズの発端はナイキでしたので、1番最初にブームをもたらしたメーカーの製品が一番であるという固定観念を抱いていました。しかし他メーカーも厚底シューズの開発に着手したことを受け、私も他メーカーのシューズにも興味がわきました。実際に2021年の箱根駅伝では全走者の約95%がナイキのシューズを履いて出走したが、2023年ではナイキが約61%といったデータが公表されています。そこで各大学のトップ層が履き替えたという事実は説得力があると考え、私も他メーカーのシューズを購入することを決断しました。陸上専門店に行ってただ試し履きするだけではなく、事前にインターネットでシューズの性能やどういった適した走法をリサーチすることで候補を絞れた上、買い物ので失敗をする機会も減らせました。私が他のメーカーのシューズを試すようになった結果、5~10kmの駅伝やロードレースでは反発力と軽量性に優れたナイキのシューズが一番合いますが、ハーフマラソン以上の長い距離では沈み込みや癖の少ないアディダスのシューズを選択するといった新たな発見が見つかりました。

002 スピードタイプ/ロングタイプ


次はスピードタイプかロングタイプについて紹介します。一概に言っても分かり難いと思うので補足すると駅伝の区間や走る距離によって適したシューズを選択することです。私は駅伝を見ていてけん制することが多い1区例えば駅伝の1区では高反発やバランス性に特化したシューズは脚に過度な負担がかかる場合やスパートのキレが中々発揮できないのではないかと感じています。そこで区間のコースに適したシューズを選択することも1つ戦略としてあると考えました。また前述した内容と被りますが、距離に応じたシューズも選択することも重要であると考えています。ただ自分の感覚だけでシューズを選択するのではなく、コースマップなどを予め下調べした上で適した一足を選ぶようになりました。その結果、コースの相性の良いシューズを選択することができ、持てる力を最大限に発揮できるようになりました。事前にコース図やレース展開を事前に予測しておくことも興味を持つといった視点では重要なポイントになってくると考えています。

04最後に

厚底シューズの普及により、駅伝界のレース展開が大きく変化しました。ここ5~6年にあった厚底シューズの浸透は私としては大きくフォームを見直す1つのきっかけになりました。従来のシューズとは最大限の力を発揮できる走法が異なってきたためです。自分にあった最適なシューズを見つける要素を私なりの見解として記載しましたので、少しでも参考にしていただけますと幸いです。