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A.C

25卒インターンシップ千葉大学 法政経学部



 私はコンサルタント業界を志望しています。コンサルタントでは「リーダーシップ」「チャレンジ精神」「伝える力」の3つの力が必要であると考えており、すべてを身に付けていると自負しています。それぞれの能力をどのように身に付けることができたのか、部活、アルバイト、留学、ゼミナールの経験からご紹介いたします。



もくじ

01 リーダーシップ
 ・部活の課題克服・目標達成
 ・アルバイトでの的確な人員配置

02 チャレンジ精神
 ・留学に初挑戦
 ・プログラミングに初挑戦

03 伝える力
 ・情熱を伝える
 ・要点を伝える

01リーダーシップ

部活の課題克服・目標達成


 私は高校時代にテニス部に所属しており、部長を務めました。練習条件は良くありませんでしたが、効率的な練習を意識することで、県のリーグ戦で3部から2部に昇格する目標を達成しました。
 男女合同で練習、使用可能なコートは1面のみ、技術的な指導者がいないという条件は近隣の高校に比べると悪い条件であり、これらを克服しない限りは目標の達成は非常に困難だと言えました。

 そこで実施したことは2つあります。1つ目は技術のレベルを基準に2つのグループを作ることです。一方がコートで練習をし他方がフィジカルトレーニングを行うことで、練習の待ち時間を削減しました。
 2つ目は、合宿を有効活用し、メニューを組み立てたことです。夏に複数の高校が参加する合宿が開催され、スクールのコーチに指導してもらうことができました。この機会を最大限活用するため、メニューごとに鍛えられる能力や注意点を教えてもらい、合宿後に再現できるようにしました。そして自分たちの課題やレベルに合わせてメニューを組み、アレンジをすることによって質の高い練習を実現することができました。

 このように、悪条件を克服するために部長として試行錯誤し、システムやメニューを改変させることによって、リーグを昇格することができました。



アルバイトでの的確な人員配置


 私はアパレルのアルバイトで学生リーダーを務めており、その業務のひとつとしてスタッフ全体への指示出しを行います。はじめは売り場の状況把握がうまくできずに人員配置を失敗してしまうことが多くありました。しかし30分に1回当日のデータを確認することを意識した結果、休日の忙しい時間帯にも優先して指示出しを任されようになりました。
 指示出しにはテンプレートが存在せず、毎日状況は異なるため、当日の該当する時間帯の状況を把握することが非常に大切です。

 私が確認したことは、買い上げ客数、平均買い上げ点数、客単価、売り上げ上位商品です。まず買い上げお客様数が多いことは、多くの商品が売れていることを意味するため、その分品出しをしなければいけません。また、売り場が荒れている可能性も高いため、品出しと商品整理の人員が必要になります。次に平均買い上げ点数と客単価については、かごを配ることで上げることができるため、そのための人員が必要かを判断します。最後に、上位で売れている商品はお客様の接触が多く、サイズが欠けていたり売り場が荒れていることが予想されます。したがって、サイズの補充や商品整理の人員が必要になります。

 これらのデータを30分に1回チェックすることで、リアルタイムの情報を常に把握し、的確な人員配置を可能にしました。

02チャレンジ精神

留学に初挑戦

 私は2023年の2月に1か月間カナダに留学しました。留学を通して学んだことは、英語は学問ではなくコミュニケーションツールであること、自分は日本という価値観にとらわれていたということです。
 英語は苦手ですが、苦手意識の克服と海外での生活で自分の視野を広げるために留学を決意しました。

 現地での生活は、平日は英語を学び、休日は祭りに参加したりショッピングを楽しみました。同じ留学プログラムに韓国人学生も参加しており、日本人学生と韓国人学生が混合のクラスで英語を学びました。また、授業で現地の学生と交流する機会もあり、英語しか通じない状況で精一杯伝えることを意識しました。すると、表情や口調、ジェスチャーを読み取ってもらうことができ、つたない英語でも仲を深めることができました。特に韓国の学生とは、約半年経った今でも定期的に連絡を取るほどの仲になりました。
 また、買い物や食事の際にはチップを払う文化があり、多くお金を払わなければいけないことに納得できませんでした。しかし買い物を重ねるにつれて、自分が質の高いサービスを受けた場合に物に残る形で感謝を伝えられることに感銘を受け、気持ちよく払うことができるようになりました。

 このように、苦手である英語に挑戦することによって英語へのイメージは変化し、さらに異なる文化への理解を深めることができました。




プログラミングに初挑戦


 現在マーケティングのゼミナールに所属しており、R言語を使用して消費者情報を分析し、市場の現状把握や新たな施策の提案を行っています。プログラミングは初めてで不安でしたが、以下の2つを実践したことによって、1人で施策の提案を行うことができるようになりました。

 1つ目は、教科書の輪読の際に、自分の担当以外の章も深く理解することを意識したことです。プログラミングの基礎は教科書の輪読で学びましたが、他の人が担当した章についても十分に理解するために、必ず予習と復習を行いました。さらに少しでも気になったことは必ず担当者に質問し、疑問を持ち帰らないようにしました。
 2つ目は、実際に使うことです。教科書にはプログラミングのコードと実際の使用例が記載されていますが、それを理解して学習が終わってしまいます。しかしこれではアウトプットすることができないため、先生からいただいたサンプルデータを使って自分で動かすことを欠かさずに行いました。すると、輪読で理解したつもりだった内容も不明点が発生し、それらを解消することで自分のプログラミングのスキルは急激に向上しました。

 このように2つの点を意識することによって、それまで名前も知らなかったプログラミング言語を使い、データを分析することができるようになりました。

03伝える力

情熱を伝える


 強み①ー1で述べた悪条件の克服は、部員と十分にコミュニケーションをとれたから実行できたと考えています。
 当然新たなシステムに不満を持つ人や元のシステムの方がやりやすいと感じる人もいました。そこで、リーグ昇格という目標に対する熱意を伝えることで、考えた克服の方法が最善であることを納得してもらうことができました。

 そのために行ったことは、練習時間を割いてミーティングを開いたことです。そして、リーグ昇格という自分の目標を絶対に達成したいという情熱を伝えました。するとその内容に多くの部員が賛同し、自分だけの目標から部内全体の目標へと変化しました。その結果、目標達成への手段として、全員が新たなシステムを受け入れてくれました。

 このように目標に対する強い想いを伝えることができたため、新たなシステムは受け入れられ、リーグ昇格を達成することができました。



要点を伝える


 ゼミナールのプレゼン発表において、以下の2つを意識した結果、要点を的確に伝えることができるようになりました。
 輪読では、自分が担当した章をプレゼンで発表します。私たちは英語の文献を扱うことが多く、翻訳すると内容や論理展開が崩れてしまうことが多くあります。また難解な経済モデルを理解してもらうためには、要点を抑えることが非常に重要だと考えます。

 1つ目は、文献の内容を再構築することです。まず理解した内容を書きだし、文章を並べ替えます。次に、自分の知識では理解が困難な内容について独自に調べ、具体例などの補足説明を挿入します。これにより、最善の順序や展開、内容レベルで発表することができます。
 2つ目は、表やグラフを活用することです。難解な経済モデルを理解してもらうためには、文章だけでなく視覚的に伝えることが重要です。そこで、概念モデルやグラフを使うことによって、聞き手が簡単にイメージを掴むことができるように工夫しています。

 以上の2点を実践することによって、毎回のプレゼンの後先生から、わかりやすくまとめているという高評価をいただいています。

04最後に


 紹介した私の能力は、日常生活でも発揮できるほど身についていると断言できます。例えば、「03 伝える力」で紹介した「要点を伝える」方法は普段から実践しており、論理的な発言をすることに役に立っています。 このように、身に付けた力を仕事でも実行し、コンサル業界に貢献できるよう尽力いたします。